カニの飼育
子どもたちと川や海へ遊びに行ったことはありますか?その際、カニを捕まえてきたりしませんか?そうです。子どもたちはカニが大好きなのです。そんなカニを捕まえて家に持って帰ってきても飼育方法がわからなくて困ったり、あるいは自己流の飼育方法で失敗してしまったということはないでしょうか。そういったことが無いように、当サイトではカニの飼育方法について解説していこうと思います。カニを捕まえてきた子どもたちのためにも是非とも参考にして頂きたいと思います。
カニといっても色々な種類のカニがいて、それぞれで飼育方法が異なるわけですが、大きくは淡水産(川等)のカニと海水産のカニに分類されると思います。それぞれについてご説明致します。
海水産のカニの飼育
海水産のカニを飼育する場合、真っ先に必要になってくるのが「海水」です。たまに、海水を塩水で代用しようとする人もいるようですが、それは良くありません。塩の濃度を同じくらいにしたとしても、それで海水の代用をするということは基本的に出来ないと思ってください。どうしても海水を用意できない場合は、ペットショップ等に海水の素が売っていますので、そちらをご利用下さい。
そして、海水産のカニの飼育において最も必要となってくるのは、環境を整えることです。エサをやること以上に、環境を整えてあげることが最も大事なのです。環境の整え方は、カニの種類によって異なってきます。海水産といっても、純粋な海生のカニから、半海生のカニ、半陸生のカニ等がいます。それにより、飼育の際の環境づくりも異なってきます。しっかりとそれらについての知識を持って環境を作ってあげて下さい。
また、汚れた水は、どうしてもそのままにしておくと腐ってしまうので、毎日少しずつで良いので、水を換えてあげましょう。ですが、毎日水を換えるのは難しい場合もあります。その場合は、しっかりとろ過装置を設置してあげるようにしてください。そうすれば、水替えをする必要はなくなりますので。
淡水産のカニの飼育
淡水産のカニと言えば、サワガニやモズクガニがあります。サワガニは、日本で唯一の淡水のみで育つカニなのだそうです。サワガニは、水が綺麗なところに好んで住んでいますので、山の小川なんかによくいたりしますね。食用としても需要があり、ペットショップだけでなく食料品売り場なんかでも売られていたりします。
サワガニの飼い方ですが、水槽・鉢・プランター等であれば良いのですが、ポイントとしては陸地と池を作らなければならないということです。そして、サワガニは、沢山のサワガニが一緒にいるとストレスを感じてしまうので、数は少なめにしておいた方が良いようです。砂利や土を斜面上に作り、水をいれて池と陸地をつくってあげます。池の部分は、2〜3センチ程度の深さにしておきましょう。水道水は、ちゃんと1日置いておいて塩素をしっかり抜きましょう。サワガニは、汚れた水がとても苦手です。淡水に住むカニは、サワガニ以外にもザリガニ等も汚れた水が嫌いなのです。ですから、水が汚れたら水替えをしてあげましょう。一度に全部取り換えても良いようです。この点は海水産のカニとの違いですね。
以上、簡単にご説明しましたが、実際に飼う際は、ペットショップの方とも相談したり書籍などを参考にしっかりと知識を付けた上で環境を整えてあげて下さい。