腎臓食

スポンサードリンク

腎臓病の食事

腎臓は、体の左右に一つずつある臓器です。体内の水分量や生命の維持に欠かせないとされるナトリウムやカリウム、カルシウム、リン、マグネシウムといった電解質を調節する働きをもっており、また栄養分の吸収や不要成分・有害物質の排泄、血液・血圧に関する様々な調整作用等を担い、とても重要な臓器の1つとなっています。

この腎臓の働きが何らかの理由でおかしくなるのが腎臓病であり、腎炎、ネフローゼ、腎不全、糖尿病性腎症等があります。

これら腎臓病において、食事療法はとても大切なものとなります。腎臓食において、最も大切な要素としては、塩分・水分・たんぱく質・エネルギー量を、徹底して適正な状態に維持することです。

スポンサードリンク

腎臓食のレシピ

腎臓食のレシピを組む上で、気をつける点は、高カロリー、減塩、たんぱく質調整、低カリウム、水分制限ということになると思います。腎臓病の種類によっても、微妙にこの辺のバランスが異なってきますので、詳しくは専門医や専門書を当たることをオススメ致します。

上記のように、腎臓病食は、普通の食事にある程度の制限を加えなければならないので、食の楽しみが奪われてしまうことになります。しかし最近では、そういった制限をしっかり守りながらも美味しいという食事メニューを多くの方が考案されています。ですから、そういったレシピ本を当たってみると良いでしょう。

具体的な作り方としては、たんぱく質やナトリウム、カリウム、リンといった電解質を控えるということですので、化学調味料などは避け、鰹節や昆布等を調味料にすると良いですね。醤油もダメになりますが、ゆずやレモン等の柑橘類で補うと良いようです。やはり、美味しい食事を楽しめないのは、人間にとって大きなストレスになりますので、工夫することが必要になってきます。